みなさん、こんにちは。60歳からの再始動を綴っているTOMです。
前回は「AI(Claude)」という相棒を得て、私の世界が広がったお話をしました。今日はその逆―外に向かって発信するうちに、自分の内側にあった「知らない自分」と出会ってしまった話です。
正直に言います。今、私はYouTubeで戸惑っています。失敗しているのかどうかも、まだわかりません。時間はかかるし、正直しんどい。でも「まあ、そんなもんだよね」と、どこか楽しんでいる自分もいます。
今日は、そんな現在進行形の迷いも含めて、飾らずにお話しします。
📋 この記事の内容
始まりは「二人の思い出を残したい」だけだった
コロナで、私の人生は一転しました。
教室運営はなんとか耐えたものの、人との距離感も、コミュニケーションの取り方も、劇的に変わってしまいました。そんな中、忙しい合間を縫って二人で釣りに行く時間だけが、唯一の「心の洗濯」でした。
パートナーのタカさんは単身赴任で遠方にいて、会えるのは月に一度ほど。私自身の心と体のバランスを整えるには、編集画面の中で会話する二人を眺めているだけで十分だったのです。
「何も残らない人生はさみしい。二人の思い出を、何か形にして残したい」
それだけでした。まさか登録者1,000名を目標にするなんて、あの頃は考えてもいませんでした。
次回の釣りのための「復習アイテム」くらいのつもりで撮っていた動画。それが、私の人生をまた少し変えることになるとは思いもしませんでした。
※発信しようと思ったもう一つの理由は、【vol.2】60歳を過ぎてYouTubeを始めた理由に書いています。
誰も見てないと思っていたのに、伸びていった
「誰も見てないよ〜」と気楽にアップしていた動画。ところが、視聴回数も登録者数も、あれよあれよという間に増えていきました。
意外と釣り場が良かったのでしょうか。どうやら私の天然キャラが、いい感じでウケてしまったようです(笑)
💡 ところが不思議なもので、その「予想外の反響」が、逆にプレッシャーになっていったのです。
見てもらえるのは嬉しい。でも、見られていると思うと、急に自分が恥ずかしくなる。「もっとちゃんとしなきゃ」と思えば思うほど、自然体でいられなくなる。
本業の私は、違いました。準備を重ね、その時々で最高のパフォーマンスをお見せする。そんな自負を持って、ステージや教室に立ってきました。
でも、YouTubeの私は💦
画面の中に、知らない自分がいた
一番驚いたのは、編集作業をしている時でした。
撮影した映像を何度も見返すうちに、自分でも気づいていなかった自分の顔が、そこにありました。
普段の自分と、画面の中の自分とのギャップ。話し方のクセ、表情、思っていた以上にどんくさい仕草。そして――今までの会話のすれ違いが、映像の中ではっきりと見えてしまったのです。
「あぁ、私、こんなふうに見えていたんだ」
恥ずかしいやら、情けないやら。落ち込むことも、正直たくさんありました。

「あなたにはいくつもの顔がある」――そう言われたことは、これまでにも何度もありました。でも、こんなに飾らない自分がそこにいるとは思わなかったのです。
プライドも、威厳も、どこにもない。ただただ恥ずかしげもなく、無邪気にふるまう自分。まるで少女そのもの(自分で言うのも恥ずかしいのですが)が、画面の中にいました。
そして気づけば、「IT音痴」を自称してデジタルから逃げていたはずの私が、スマホを握りしめ、数分おきに数字をチェックしている。登録者数の増減に一喜一憂している私が、そこにいました。
気づけば、私は本気になっていた
それでも、私の中の「好奇心」が黙っていませんでした。
何かを目標に進み始めたら、突き詰めたくなる性分。最初は海辺で風を感じて、二人の時間を共有しているだけでよかったのに――いつしか私は、タカさんに勝負を挑んでいました。
🎣 釣り初心者だった私の変化
- 最初は素手で魚も触れなかった
- 竿もうまく操れない(今もですが……)
- エサは臭いと文句を言うわ(笑)
- それが今では「うまくなりたい!」と本気に
夜、仕事が終わってから合流し、車中泊。朝早くから夕方ぎりぎりまで釣りと撮影を楽しんで、1日分の映像を1ヶ月かけて編集する。
そんな日々を、登録者数の増減に一喜一憂しながら、今も続けています。
32年間のダンス指導でも、最初から完璧に踊れる子はいませんでした。何より私自身が不器用で、同期の中でも下から数えたほうが早いくらい、身につくまでに時間がかかる人間でした。
何度も転んで、ステップを間違えて、ようやく一曲を踊り切る。YouTubeも、全く同じです。
最後に:戸惑いながら、それでも撮り続ける
やりたいことを、やりたいだけやる。それが今の私のモットーです。18歳で夢に破れ、半年間パジャマのまま過ごした日々を思えば、こうして戸惑えること自体が、幸せなのかもしれません。
でも、ふと気づきました。私は有名になりたいわけでも、若者と競いたいわけでもない。ただ、30年以上培ってきた経験や、今この瞬間の自分を記録したかっただけなのだと。
1日分の撮影を1ヶ月かけて編集する。効率は悪いし、時間もかかります。でも、それが今の私のペースです。「まあ、そんなもんだよね」と笑いながら、この時間を楽しんでいます。
ただ、心のどこかで焦りもあります。あと何年、こうして体を動かし、カメラを回し、笑っていられるだろう。だからこそ、一日一日を、一本一本を、大切にしたいのです。
そして、この戸惑いすらも、私にとっては新しい発見なのです。
あなたにも、まだ知らない「あなた」がいませんか?
🌸 最後に
最後、楽しかった人生だったと口にして、笑って休める時が来るまで、私は私のまま突っ走るしかありません。
たとえ明日、数字が伸びなかったとしても、私はカメラを回し続けます。なぜなら、この試行錯誤の一つひとつが、まだ知らない自分に出会うための旅だからです。
不器用でもいい、どんくさくてもいい。60歳になっても、人はまだ、新しい自分に出会えるのです。
📌 この記事に書いた「知らない自分」は、動画の中にそのまま映っています。お恥ずかしいのですが、よろしければのぞいてみてください。
🎥 ともちゃんねる‗関西夫婦釣り日和はこちら
📢 次回予告(vol.9)
次回は「私の人生を変えた出会い」についてお話しします。一人の力ではここまで来られなかった。私を支えてくれた人々への感謝を込めて綴ります。
📖 連載一覧|60歳からのブログ
- 手相を見てもらったら、そこには私の「人生そのもの」が刻まれていた
- 60歳を過ぎてYouTubeを始めた理由
- パソコンが苦手な私がホームページを作った話
- ブログなんて無理だと思っていた
- ダンス教室を続けてきて思うこと
- 少子化で変わった教室運営
- AIとの出会いで人生が変わった話
- 60歳でYouTubeを始めたら、知らない自分に出会った(今ここ)
- 私の人生を変えた出会い(次回)
- 60代の私が10年前の自分へ伝えたいこと
