みなさん、こんにちは。
60歳からの再始動(Restart)を、一歩ずつ進めているTOMです。
全10話でお届けしてきたこの連載も、今回が最終回です。
ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
最後に何を書こうかと、ずいぶん考えました。
そして決めたのが、これです。
10年前の私に、今なら何と声をかけるだろう。
50歳の私は、まだこの先に何が起きるかを知りません。
だからこそ、伝えたいことがあります。
📋 この記事の内容
50歳の私は、走り続けていた
10年前。50歳の私は、とにかく走っていました。
スタジオのレッスンと、生徒さんたちへの指導。
ちょうどその頃、「地域のために何かできないか」とNPOを立ち上げて7年。
子どもたちの運動能力を上げるために最も効果的な、キッズバイクレースや体験会。
市民のためのスポーツイベントには、第1回から実行委員として参画していました。
仲間とともに地元を盛り上げたい。そう思って、走り回っていました。
ダンスの発表会も、自力で開けるほどの規模ではなくなっていたので、同じ目標を追いかける先生方 ―私にとっての「同志」と意思を確かめ合いながら、みんなが楽しめる内容を力の限り企画し、運営していました。
当時の私の口癖は、
「誰かのために、誰かが、しなあかん!」
その「誰か」は、いつも私でした。
気を張って、先頭に立って、ぶつかることも恐れずに。
―今思えば、あの「しなあかん!」は、ずいぶんと自分の自由も、自分の首も絞めてきましたけどね!
この10年で、いろんなものがなくなります
50歳の私に、正直に伝えるとしたら。
この先の10年で、いろんなものがなくなります。
コロナがやってきて、人との距離も、教室のあり方も変わりました。
少子化の波で、教室運営そのものを見直すことになりました(vol.6)。
そして今年の春。60歳を迎える「最強開運日」に、ホームページのサーバーがダウンし、長年のデータが入ったSSDまで壊れました。
最強開運日ですよ? 笑うしかありません。
長年積み上げてきたデータが、文字どおりゼロになりました。
「全部なくなった……」
正直、そう思いました。
もし10年前の私がこれを聞いたら、きっと真っ青になったと思います。
でも―大丈夫でした。
でも、消えないものがありました
データが消えたあと、少し時間が経ってから、ふと気づいたのです。
消えたのは、データでした。
でも、
「あの時、一緒に頑張ったね」
「先生に教えてもらったこと、今でも役に立っています」
そんな記憶までは、サーバーの中に入っていたわけではありません。
だから、消えなかった。
その時、私は初めて思いました。
32年間かけて築いた「信頼」は、誰にも奪えない財産なんだと。
10年前の私は、目に見えるものを守ることに必死でした。
でも本当に大事なものは、最初から消えない場所に置いてあったのです。
人生は「点」ではなく「線」でした
この連載を書きながら、私はあることに気づきました。
一見すると、全部バラバラの出来事です。
でも、今振り返ると、
全部がつながっている。
その時は「失敗」としか思えなかったことも。
「遠回り」だと思っていたことも。
「何の意味があるんだろう」と悩んだ時間も。
後になって振り返ると、
「あれがあったから、今の自分がいる」
と思えることがあります。
だから人生は、その瞬間だけを切り取って判断しなくていい。
10年前の私に、まずこれを伝えたいです。
10年前の私へ、5つの伝言
✉️ 50歳のTOMへ
まず、これだけ言わせて。
そんなに心配しなくて大丈夫だよ。
1. 苦手なことから逃げなくていい。ただ、後回しにしないで。
私は長いあいだ「IT音痴」を理由に、デジタルから逃げてきました。もう少し早く触れていたら、消えずに済んだものもあったかもしれない、と今では思います。
2. 「しなあかん!」を、少しだけ「したいから、する」に変えてみて。
誰かのために走り続けるあなたは、本当に立派です。でも、その「しなあかん」という口癖が、少しずつあなたの自由を縛っているかもしれません。60歳の私は今、ブログもYouTubeも「楽しいから、したいから、好きな事だから」やっています。義務を手放した暮らしが、こんなにも心を軽くしてくれるんだと驚いています。
3. 大切にしてきた人との縁は、ちゃんと残ります。
会えない時間がどんなに長くても、切れない大切なご縁は、ちゃんとここに残っています (vol.9)
4. 60歳は、終わりではありません。
むしろ、新しい挑戦にたくさんトライしています。ブログを書き、YouTubeを撮り、こうしてAIと会話している。50歳のあなたには、きっとそう!絶対に信じられない事だと思います。
5. 一度、ゆっくり棚卸ししてみて。
走り続けるのもいいけれど、ときには立ち止まって、自分の持ちものを並べてみる時間も同じくらい価値があります。

そして、今このページを読んでいるあなたへ
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
この連載は、私の10話でした。
でも本当に書きたかったのは、私の自慢話ではありません。
🌱 伝えたかったのは、この一つです
私は特別な人間ではありません。不器用で、失敗ばかりで、パソコンも苦手でした。
その私が60歳から始められたのだから、あなたにもできます。
10年後、あなたは今の自分に何と声をかけるでしょうか。
その答えを作るのは、今日の一歩です。
大きくなくていい。
「しなあかん」ことじゃなくていい。
「したいから、する」ことを、一つだけ。
本を一冊読む。パソコンを開いてみる。誰かに連絡してみる。
それくらいで、十分です。
私も、まだ再始動の途中です。
登録者1,000名も、まだ遠い。ブログも、まだ始まったばかり。
でも、それでいいと思っています。
あなたなら、10年前の自分に何と声をかけますか?
🌸 連載を終えて
全10話。書きながら、自分の人生を棚卸ししているような時間でした。
読んでくださった方、コメントをくださった方、そっと見守ってくださった方。ありがとうございました。
人生は、思った通りにはなりません。
でも、動き出せば、思ったよりずっと面白い。
60歳からでも、人生はまだ続きます。
そして、まだまだ新しい扉は開けられる。
そう信じて、明日も一歩進んでみようと思います。
📌 連載はここで完結ですが、ブログはこれからも続きます。
▶ 最新の記事を見る/🎥 ともちゃんねる‗関西夫婦釣り日和
📖 連載一覧|60歳からのブログ(全10話・完結)
- 手相を見てもらったら、そこには私の「人生そのもの」が刻まれていた
- 60歳を過ぎてYouTubeを始めた理由
- パソコンが苦手な私がホームページを作った話
- ブログなんて無理だと思っていた
- ダンス教室を続けてきて思うこと
- 少子化で変わった教室運営
- AIとの出会いで人生が変わった話
- 60歳でYouTubeを始めたら、知らない自分に出会った
- 私の人生を変えた出会い:節目にはいつも、誰かがいた
- 60代の私が10年前の自分へ伝えたいこと(今ここ・最終回)

