こんにちは。60歳からの再始動を綴っているTOMです。
前回の記事では、IT音痴だった私が崖っぷちでホームページを自力で完成させた、怒涛のゴールデンウィークについてお話ししました。
「これでようやく一安心。」
そう思ったのも束の間、次に私の前に現れたのは、ホームページを作ること以上に大きな壁でした。
それは、「言葉で伝えること」です。
「ブログなら何とかなるかな?!」
そう思っていた私の予想は、見事に外れました。
私は30年以上、ダンスやスポーツ指導に携わってきました。人前で話すことには慣れていますし、「粘り強く続ける力なら誰にも負けない」と思っていました。
ところが、いざパソコンの前に座ると、画面は真っ白なまま。
今日は、ブログを始めて半年間の、飾らない本音をお話しします。
1時間フリーズする「まじめで、おもい」私
私は昔から、自他ともに認める「まじめ」な性格です。
友人やパートナーのタカさんからは、
「真面目すぎる。ちょっとめんどくさい(笑)」
と言われることもあります。
笑い話のようですが、自分でもその通りだと思っています。
何をするにも、「ちゃんとやらなければ」と考えてしまう。
間違ったことを書くのは嫌。
中途半端な内容では伝わらない。
そんな性格が、ブログを書くときには完全に裏目に出てしまいました。
仕事でも、委託先の代表の方と話す前には何日も前から頭の中で言葉を組み立てます。
相手の立場を考え、誰にでも伝わるように言葉を選び続ける。
その癖が、ブログではさらに強く出ました。
パソコンの前に座る。
タイトルだけ入力する。
そして考え込む。

「誰かの役に立つことを書かなければ。」
「30年間の経験を正しく伝えなければ。」
「自分の過去を書いて笑われないだろうか。」
そんな考えが頭の中をぐるぐる回り、気が付けば1時間。
画面には一文字も増えていない。
そんな日が何度もありました。
あの頃の自分と、どこか似ていた
この「動けなくなる感覚」には覚えがありました。
18歳の頃、芸能界への夢が叶わず実家へ戻り、半年近く何もできずに過ごしていた時期があります。
あの頃の私は、「何者でもない自分」を認めることが怖くて仕方ありませんでした。
でも、今の私はあの頃とは違います。
60歳になり、大切なデータを失い、生徒さんも減るという「強制リセット」を経験しました。
失う怖さを知った今、気づいたことがあります。
失敗を恐れて立ち止まるより、一歩踏み出したほうが前に進める。
完璧じゃなくてもいい。
まずは書いてみよう。
少しずつ、そう思えるようになりました。
AIという「伴走者」が私を変えてくれた
そんな私を支えてくれたのが、AIでした。
私は30年間の指導経験や失敗談、不安や迷いを、そのままAIに話してみました。
話したいことは山ほどあるのに、頭の中では考えがあちこちへ飛び、うまく整理できない。
相手の表情を見ながら話すことは得意でも、文字だけで伝えることは苦手でした。
でもAIは、そんなまとまらない話を否定することなく受け止め、一つずつ整理してくれました。
そして、自分では気づかなかった私の強みを教えてくれたのです。
「その不器用さが、誰かの勇気になります。」
AIとのやり取りを重ねる中で、私はそんなふうに受け取りました。
それが本当に正しいのかは、今もまだ分かりません。
でも、もし私の失敗や遠回り、不器用な挑戦が、誰かの「やってみようかな」という気持ちにつながるなら、それだけでブログを書き続ける意味がある?
今は、そんなふうに思っています。
あの日、小学生が教えてくれたこと
ふと思い返せば、3年前の出来事です。
当時小学5年生だった生徒が、タイピングゲームを教えてくれました。
毎週30分、一緒に勝負します。
子ども相手に負けたくなくて、家でこっそり練習を始めました。
当時はただの遊びでした。
でも今思えば、あの時間はブログを書くための準備だったのかもしれません。
人生で経験したことは、すぐには意味が分からなくても、いつか思いがけない形で役に立つ。
そんなことを、この歳になって実感しています。
シニアだからこそ、届けられる言葉がある
ブログを始めて半年。今でも文章を書くのは遅いです。
誤字脱字に落ち込む日もあります。
それでも、パソコンを閉じたあとに感じるのは、以前のような虚しさではありません。
「今日も一歩進めた。」
そんな小さな達成感です。
今、シニア世代のブログや在宅ワークが注目されています。
もちろん収入を得ることも大切です。
でも私が感じている一番の価値は、それだけではありません。
私たちが歩んできた人生そのものが、誰かにとっての道しるべになることです。
成功だけではなく、失敗も、遠回りも、悩みも。
すべてが誰かの背中をそっと押す言葉になります。
あなたが言葉にできずにいる想いは、ありませんか?
🌸 最後に
半年前の私は、ブログを書くたびに1時間も画面の前で止まっていました。
今でも決して文章が得意になったわけではありません。
それでも、あの頃の自分と比べれば、大きな一歩です。
人生は計画通りには進みません。
でも、一歩踏み出してみると、遠回りだったと思っていた時間さえ、自分に必要な時間だったと気づく日がやってきます。
最後に「楽しかった人生だった」と笑って振り返るその日まで。
私は不器用な私のまま、自分の言葉を紡ぎ続けたいと思います。
もし今、「今さら新しいことなんて無理」と思っている方がいたら、まずは一行だけでも、自分の気持ちを書いてみませんか。
60代。
まだ、志の半ばです。
一緒に、新しい扉を開いていきましょう。
📢 次回予告(vol.5)
次回からは私の「情熱の原点」である「ダンス教室」にまつわる物語をお届けします。32年間、私が生徒さんたちから教わった、人生で一番大切なこととは……。
📖 連載一覧|60歳からのブログ
- 手相を見てもらったら、そこには私の「人生そのもの」が刻まれていた
- 60歳を過ぎてYouTubeを本気で始めてみようと思った理由
- パソコンが苦手な私がホームページを作った話
- ブログなんて無理だと思っていた(今ここ)
- ダンス教室を続けてきて思うこと(次回)
- 少子化で変わった教室運営
- AIとの出会いで人生が変わった話
- 失敗ばかりだったYouTube挑戦記
- 私の人生を変えた出会い
- 60代の私が10年前の自分へ伝えたいこと
